伝統建築
| ∞∞∞ 五重塔建立 ∞∞∞ | |
| 五重塔が造られるところを写真と解説で紹介します。 五重塔は仏教上ののシンボル的な要素が強く、初層部分に仏像を安置したり地中に仏舎利を埋葬するようになっている他、上層部は部屋になっているわけではありません。 上層内部は構造材でいっぱいで、点検などの為に心柱をよじのぼるスペースが僅かにあるのみです。 この様な事からも五重塔は宗教上の象徴である事が伺えます。 |
| 塔は心柱によって生命体となる。 | |
| 左の図は三重塔の断面図ですが、この断面図でもわかるとおり、塔の心柱は、最上層屋根部分(相輪基部)で固定する以外、塔のどの部分とも接触する事はなく、いわば宙吊りの遊動体なのです。 この事により、塔の自重を中心方向、下部方向に集中させる事ができ、各層の大きく張り出した屋根が下がる事を防いだり、地震などの外力に対する安定度を高めたりする事ができるのです。 |
| 日本の最新建築技術は宮大工から教わった! | ||
| | | 心柱が宙吊りになっている事による、てこの原理で大きな屋根を保っている他、振り子の原理で地震の揺れを収束させる仕組みは、最新の高層ビルなどに採用されている免震構造などにも応用されています。 中国から塔の建築技術が伝わってきたばかりの法隆寺五重塔の頃は、心柱の根元を地中に埋めていましたが、長い年月を経て日本の宮大工により技術革新が繰り返され、現在のように初層上部で宙吊りにする技法が取られるようになりました。 その他様々な部分においても塔は日本の宗教建築のシンボルとして、また、社寺建築技術の最高峰として昇華しました。 |
基礎工事 | |
| 日本の伝統建築である社寺建築においても、基礎に関しては耐久性や強度の面から、鉄筋コンクリート造とする場合が多いです。これから千年超の命を吹き込まれる五重塔がこの上に建立されます。 |
初層立柱 | |
| 初層の柱が全て、立ち上がりました。 |
初層斗栱を見上げる | |
| 組みあがった初層の斗栱を見上げた1コマです。 |
初層桔木取り付け1 | |
| 桔木とはてこの原理を利用して、大きく張り出した軒の出を保持する役目を果たす部材です。この塔の場合は丸太を使用しました。 |
二層野小屋組み | |
| 野棰を取り付けています。 |
二層までの全景 | |
| 五重塔がまだ、二重塔?の状態ってなかなか見られませんよね。 |

